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池上 友里 ~Yuri Ikegami~
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Baseball Planningアナウンスアカデミー2023(以下、アカデミー)修了後、さっそく数々の現場から声がかかっている池上友里。くふうハヤテベンチャーズ静岡(以下、くふうハヤテ)のホームゲームアナウンスを中心に、少年野球、社会人、マスターズ甲子園など、現場に欠かせない存在となっています。これだけの現場を任されるのは、クライアントからの信頼が厚い証拠。デビューからわずか半年で人気者になった理由に迫ります。
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―アナウンスが入った途端、球場が華やいだ
野球アナウンスと出会ったのは、小学生時代です。
当時は仙台に住んでいて、ちょうど東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生したこともあって野球を身近に感じていました。初めて家族とイーグルスの試合観戦に出かけたときのこと。アナウンスが入った途端にスタンドがワーッと盛り上がったんです。そんな中、選手たちが颯爽とグランドに現れるとスタンドのボルテージが一層上がり…という、アナウンサーのひと言を合図に、一瞬にして球場が華やいだシーンに魅了されました。あの瞬間が忘れられず、帰ってからもあの時のアナウンスを何度も何度も真似たものです。
もともと喋ることは好きでした。高校、大学時代は放送サークルに入るほど。
ただ、大人になるにつれ、いつの間にか野球への興味が薄れていました。そんな中、コロナ禍後に久しぶりに野球観戦へ行き思い出したんです。「私は子供の頃、球場アナウンサーになる夢を持っていた」って。すでに社会人となり就職をしていましたが、改めて野球アナウンサーに挑戦しようと思いアカデミーに入りました。
―一つひとつの現場を丁寧に携わることを教わった
アカデミーで一番勉強になったのは、仕事に対する姿勢です。
一現場に対する真剣度というか。例えば、選手の名前の読み方、名前のイントネーション、出身校くらいまでは予習しておく。もし記録があるのなら、この選手はどの場面でどんなプレーをした選手なのかといったところまで調べるのがベストだと教わりました。正直、山のようにある準備内容に衝撃を受けましたが(笑)、その分、心構えができました。今でもこれら準備を欠かしたことはありません。先生方のこのような経験談からは一つひとつの仕事を丁寧に取り組んでらっしゃる姿が想像でき、アカデミーに入ったからこそ勉強になった点だと思っています。
アカデミー受講期間中、先生方からは他にもいろんな野球を観に行った方が良いとアドバイスいただき、プロ野球はもちろんのこと、社会人野球や高校野球などは何の予定よりも優先して球場へ足を運びました。実際のアナウンスを聞きながら、レッスンで指摘される部分のお手本にしたり、また別の課題を見つける場にしたりしていました。アカデミーは修了しましたが、選手交代など苦手を克服すべく、現在(2024年5月現在)も時間を見つけては、個別レッスンを受けています。
―私ならではのアナウンスを確立さることが当面の目標
現在は、くふうハヤテのホームゲームのアナウンスを中心に、さまざまな現場へ行かせて貰っています。
くふうハヤテは、「せひ、やらせて下さい」と志願しました。現場終了後は必ず球団社長やマネージャーさんからアナウンスの印象や問題点をヒアリングしています。毎回、「良かったよ」と言って下さるのですが、私自身は何か物足りません。当然ながら、アナウンスらしいアナウンスはできていると自負していますが、特に印象に残らないというか。自身のアナウンスに癖の強さとは違う、何か特徴が欲しいと思っています。理想を言えば、抑揚や間で言葉を立たせ、お客様に伝わるアナウンス言いますか。藤生先生はまさにお手本です。けれど、ただ真似ても上手くいきませんから、私なりにお客様にとって心地良く、且つ「今日はこのウグイス嬢だ」と覚えてもらえるような持ち味を掴むことが当面の目標です。
「もっと上手くなりたい」と焦りを感じていたりもしていますが、最近、少し嬉しいことがありました。このGW中、二度担当させてもらったマスターズ甲子園予選の現場で、責任者の方に名前を覚えていただいた上に、「ワクワク盛り上がるアナウンスで良かった」というお褒めの言葉を頂戴したんです。いろんなクライアントの方々とこんな風に馴染みとなって信頼関係を築いていけるのがこの仕事の醍醐味ですよね。とても励みになりました。
―BPにはチャンスが幾つもある。私の未来は明るいです!
アカデミー修了間もない私が、くふうハヤテのようにプロ野球の現場に即戦力として使ってもらえるのは、これまで何人ものキャストをプロ野球球団に派遣しているBPだからこそだと思っています。一年前には考えられなかったことで夢のようです。そんな私がこれから野球アナウンサーを目指す方々にアドバイスするならば、まずはBPのアカデミーで学び、所属するのが近道だと思います。
私はアナウンサーを目指したからにはとことん頑張りたいので、毎月10件以上のアナウンス現場へ出かけています。BPにはそれだけ多くのオーダーが来ているのです。その気になれば遠征にも行けますし、そういった現場は純粋に楽しいです。おかげで充実感を持てています。野球だけにとどまらず、他のスポーツの現場やトークショーのMCにナレーションと、いろいろなジャンルに挑戦できることも私にとっては魅力的です。
本人のやる気次第でチャンスを与えてくれるBPで唯一無二のアナウンサーを目指している私の未来は、自信を持って明るいと言えます。
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