Twitter

Facebook

Instagram

YouTube

TikTok

Cast introduction

ホーム

角崎有一朗

 
 
角崎 有一朗 ~Yuichiro Kakuzaki~

 
 
 
「僕に出会えてよかった」

  そう思ってもらえるアナウンスを

.

藤生代表がすかさずスカウトしたほど、天性とも言える良質の声を持つ角崎アナウンサー。
実は、会社経営者でもある角崎さんが、場内アナウンサーとなった理由は……。

.

ナウンサーとしての角崎さんを知る前に、まずは会社経営者としての横顔を知りたいです。

ホテルのアメニティ卸しや、家庭用のエアコンフィルターの販売、衛星放送の代理店業など、父の会社の事業を次いで、新会社を立ち上げ、数年前からホテル経営に乗り出しました。『格安で売りに出ているホテルがあるが、買わないか』と声を掛けられたんです。事業を大きくしたいと思っていたところだったので、その話に乗ることにしました。今から8年前のことです。
乗り出したなんていえば格好良く聞こえますが、売りに出るということは、売上げが芳しくないから。苦労すると分かった上での挑戦でした。売上げが悪い原因を探ると、スタッフが、お客様の要望に簡単に『できません』と答えたり、チェックアウト後の清掃にすぐ取り掛からず回転率を落としていたりと、サービスが悪かったことが見えてきました。どうも前のオーナーが現場をスタッフに任せっぱなしだったようです。いつの間にかスタッフのモチベーションは下がり、“いかに楽をして給料を貰うか”という意識になっていたのです。
そこでスタッフの意識改革に乗り出しました。清掃業務など、僕が率先して動くことにしたのです。ホテル業はいかに質のいいサービスでお客様に満足してもらうかですから。オーナーの僕が動くものだから、スタッフもやらざるを得なくなり、それが嫌で辞めていった人が出ましたが、その分、ヤル気のある人だけが残り、サービス向上につながりました。次に取り掛かったのが、スタッフとのコミュニケーション。世間話などしながら、彼らの要望に耳を傾け、働きやすい環境を目指しました。こうしてスタッフからの信頼を得ることで、サービスの質も売上げも上がり、今日まで来ることができました。
ら苦労を買って出る姿勢の底には、「自分に関わってくれている全ての人たちに良かったな、と思って貰いたいから」という考えがあるからだと言います。そんな人柄が、こんなところにも見えます。

大学2年の時から20年来の軟式野球チームを持っていて、監督兼チーム代表を務めています。はじめはどの役も僕ではなく、先輩が務めていました。その先輩が昔気質の人で、とにかく怖い(笑) 『口出し無用、おれについて来い!』的な。そのやり方に合わずにチームメイトがどんどん辞めていって。偶然、先輩が転勤でチームを離れることになり、僕が後を継いだものの、チームはほぼ解散状態。
僕は、楽しく真剣にやりたかったので、チーム改革をしながら、チームメイト一人ひとりに頭を下げて呼び戻し、地区優勝を果たせるまでに立て直しました。強くなれば人は集まってくるので、相乗効果でどんどん良いチームになっていきました。今でもいろんな繋がりで入って来てくれるようになって、どんどんチームは進化しています。
僕と関わってくれた人には全員、「僕と出会えてよかった」と思って貰えるように、が僕のモットー。その為には、裏方の仕事は率先してやる、これ、鉄則です。何事も同じですよ、経営者としてももちろん。
ナウンサーとしては、バレーボールVリーグ2020-2021シーズン、野球、関西独立リーグの06BULLSの2021シーズン専属スタジアムDJを務めています。以前からいろんな人に声が良いと言われていたこともあり、声の仕事に興味があったそうですが、実は、その才能にいち早く気づき、藤生代表がスカウトしたのです。

青年会議所の卒業スピーチの為に、藤生代表へ喋り方を習いに行ったときですよね、『声がいい、アナウンサーやらへん?』って。それがこの道に入ったきっかけです。
 
僕自身は野球ひと筋できた人間なので、他競技の勝手がわからず苦労しました。例えば、バレーボールは、競技スピードが早くて、アナウンスを入れるタイミングが難しかったです。
 
でも、アナウンサーという仕事に一層魅力を感じました。アナウンスは無くても試合は成立する、けれども、アナウンス一つで会場が盛り上げられるのですから。会場にいる人たちへ、自分なりのアナウンスを提供して楽しんでもらえたら。アナウンスを通じて、“僕に会えてよかった”と思って貰えるような。

今、06BULLSのホームゲームでアナウンスをさせて貰っていますが、元球児としてとても嬉しいし、少し大袈裟に言わせてもらうと、アナウンスを担うことで野球の発展の歯車の一つになれたら光栄です(笑)

ナウンサーとして野球に関われるようになれたのが嬉しいと話す角崎さんは、さらに大きな夢を持っているようです。

野球人口の減少が叫ばれて久しいですが、その理由に、『お金がかかる』、『保護者の負担が多い』という声をよく良く耳にします。経済的に野球がしたくてもできない子供たちのために、新しいスタイルの野球チームをつくろうと計画中です。
何が新しいのかといえば、グローブを無償提供するとか、子供たちの送迎をチームが担うといったことです。運営側に負担がかかりますが、最初は僕たちが汗をかこうと思っています。掛かる経費は、ビジネスマッチングをしていきながら工面するなど、目下、組織づくりを手掛けているところです。これが一つのモデルとなって全国に広がっていけば、野球人口減少の歯止め、発展の一翼を担えると思っています。野球を通じて成長させて貰いましたから、少しでも恩返しがしたいと思っています。

.

角崎さんは、人間味のあるアクティブ経営者でした。
何事にも臆さず、チャレンジ精神豊富な角崎さんだから、場内アナウンサーへと導かれたのだと思います。
今後さらに存在感の大きなアナウンサーになっていきそうな予感。楽しみです。

PC版を見る

スマートフォン版を見る

PAGE TOP