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小西葵

 
 
小西 葵 ~Aoi Konishi~

 
 
アナウンサーでありスポーツ栄養士。
 
  「今の私があるのは野球のおかげ。

       精一杯、恩返しがしたい!」

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オリックスバファローズや高校野球の現場でスポーツ栄養士として野球界を支えてきた小西さん。
現在はアナウンサーとしても活躍しています。どちらにも全力投球できるのは、「野球へ恩返しがしたい」という思いからです。

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島県出身の小西さんは、中学生の時に偶然見た高校野球中継で、画面に映る選手たちの全力プレーに一目惚れ。
池田高校へ進学、野球部のマネージャーとなり、野球中心の三年間を送りました。
小西さんは、野球中心の青春時代にスポーツ栄養士をめざすきっかけに

「甲子園を目指して、毎日が真剣でした。日々トレーニングを積む部員は、『効率よく筋力がつく食事を知りたい』とか、『疲労回復に効果のあるメニューを教えて欲しい』など口々に言っていたので、いつの間にか選手の食事へ興味を持つようになっていました。それで、管理栄養士の勉強しようと大学へ進学しました」
学卒業後、経験を積むために栄養士として保育園に就職したのち、25歳のときにオリックス・バファローズのスポーツ栄養士となります。

「プロ野球、オリックス・バファローズ球団で2年間、管理栄養士を務めました。若手選手が入る、青濤館の朝と夕食のメニューを考え、調理するのが仕事でした。
一日のスケジュールは、朝5時に厨房に入って朝食づくり、朝食の後片付けが終わるや否や夕食の準備に食材手配、合間に別日の献立を考えたりしているうちに午前中が終わります。午後からは夕食の準備、片付け。寮には、一軍選手もいますから、ナイター帰りの選手を24時頃まで待つことも珍しくありませんでした」

「体が資本というプロの世界でも、野菜嫌いの選手は多くいました。6種類ほどサラダドレッシングを用意する、別の日は冷しゃぶサラダにしてお肉と一緒に摂ってもらうなど、毎日工夫していました。選手の体作りの大事な要素ですから、そこは腕の見せどころでしたね」
ロの世界はサポートが充実している一方で、アマチュア界は不足がち。そう感じた小西さんは、自分が支えたいのは次世代の選手たちなのだと感じ、小学生から高校生たちの現場でキャリアを積み始めます。

「ある時、高校一年生の保護者から、『部では、体重は身長-100をキープするようにと指導を受けていますが、うちの子はなかなか体重が増えなくて…』と相談を受けたことがありあます。この指導、実は危険なんです。
例えば身長187㎝として、マイナス100だと87キロ。それ、ソフトバンクの柳田選手と同じなんです。この年代の子たちに当てはめるのは無茶だと思いました。全員が同じ身長でも、同じ体重がベストとは限りません。寮生か通学かによっても食環境が違うので、栄養指導も変わってきます。でも、一律の指導がされている現実を知り、危機感を持ちました」
 
「オリックス時代に印象的だったのは、選手たちが楽しそうに食事をしていたこと。厳しい世界に身を置いているので、食事の時間だけはリラックスできていたのかもしれませんが、子供たちは、食トレでノルマ分を食べることに必死な姿を考えると、真逆すぎて衝撃でした。そうです、追い込まなくても十分食トレはできるのです。それを発信していきたいと思っています」
の人が持つ能力を最大限に活かすためには、食事による体作りが重要なのは想像に難くありませんが、専門家として説明ができるのが、小西さんの強みです。

「私の場合、野球に特化しているので、他のどんなスポーツ栄養士の方よりも、野球選手の体のことを知っていると思います。体脂肪は13-18パーセントで、筋肉量はこれくらいなど、大よその理想の数値があるのですが、さらにポジションごとや役割ごと…例えば DH などによって、理想の数字があると思っていて、そこまで追求し、プラス、足を活かしたい、飛距離でアピールしたい、といった、選手が希望するプレースタイルを取り入れながら、栄養指導をするよう心がけています」
西さんは、高校卒業後からマスターズ甲子園を目指す、池田高校OBチームのマネージャーを務めています。場内アナウンサーを目指したのは、必然といえるのかも。

「予選でアナウンスをするのですが、甲子園のウグイス嬢とは雲泥の差で(笑) 一から勉強したいと思い、
2020年にベースボールプランニングアカデミーを受講したのち、現在は、キャストとして所属しています。
初の現場でマイクの前に座ってグラウンドを見た時、『ああ、球場は私の居場所だな~』と、少し感慨深かったです。改めて、野球の現場に何らかの形で関わりたいと思っている自分に気がつきました」
ポーツ栄養士と場内アナウンサーという二つの顔を持つ、小西さんのこれからの夢は。

「野球選手にはいつか終わりが来るけれど、食事は一生涯続きます。現役を終えた後も活かせる、土台となるような栄養指導をしていきたいと思っていますし、全国各地から声が掛かるアナウンサーになれるよう、がんばりたいです。アナウンスの仕事で全都道府県制覇することが目標です!(笑) こうして今の私があるのは、野球のおかげ。『野球に恩返しする』ことが私の使命だと思っています」

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長年、10 代の選手たちの現場で仕事をしてきただけあって、小西さんの口調は、明るくてハツラツとしています。
小西さんと話すうちに、こちらの気分がとても晴れやかになりました。
きっと、アナウンス現場でも、場を元気にしてくれていることでしょう。

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