Cast introduction
ホーム – 伊藤有沙
伊藤 有沙 ~Arisa Ito~
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―関西には縁もゆかりもなかった彼女だが、ずっと持ち続けていたのは「パフォーマンスでスポーツを盛り上げたい」というシンプルな気持ちだった。
「東北福祉大学時代にチアリーダーとして野球部に帯同、
そこからパフォーマンスを通してスポーツを応援するということの虜になりました。
卒業後は楽天イーグルスのチアリーダーとなったんですが、
今後チアリーダーとしてやっていけるかと考えたとき、関西に行ってみよう!と思い立って(笑)。」
「応援の力を感じるものは、スポーツが一番のような気がします。
チアリーダーは、観客と選手をつなぐ存在だと思っていて、どんどん観客の声援を引っ張る、
その声で選手のテンションを上げる、それによって選手の最高の場面を引き出せるように頑張っています。」
―コロナの影響で、無観客や人数制限の観客数でスポーツの試合が行われる中、「応援でスポーツを盛り上げる」ということを改めて考える機会になったという。
「静かなスタジアムでプレーをするサッカーや野球の中継を見ていて、
選手にとって応援はどのくらいの大切さがあるのかとか、
ファンにとって応援することの意味を考えるようになりました。
でも、難しいことを考えているわけではなくて。会場にいるみんなの最高のパフォーマンスを引き出すためには、
自分ができる最高のパフォーマンスをやるだけ、という原点に返りました。」
―ダンスにアナウンスと活躍のフィールドを拡大中
「『スポーツを盛り上げるためにできることは何か?』の一心しかなくて。
楽天イーグルでチアリーダーをしていたときにMCをさせて頂いた、ささやかな経験だけをたよりにBPに入ることにしたんです。それが今ではトークショーのMCまでやらせていただいて。
冷静に会場の温度感を見られるようになるまでが大変でした。」
―チアリーディングの指導をしている彼女は、教えることで自分の気持ちが変わっていった。同じパフォーマンスでもダンスではなく、チアリーディングを選んだのは、とてもわかりやすいけれど、とても大切な理由だ。
「4歳から小学6年生くらいの子を受け持っています。
低年齢の子たちは、振り付け以前にクリアする課題がたくさん(笑)。
すぐ飽きてしまうから、集中してもらうために、遊びゲームや取り入れたプログラムにしたりとか。
でも、初めての習い事にチアリーディングを選んでくれたことは本当にうれしい。
それに、小さい子同士がお互いに教えあったりする姿を見ると成長していると実感します。
他人を気遣ったり、思いやったりする心が生まれているような気がするんです。
チアリーディングを通じて誰かのために頑張ることや、そのために先頭に立って応援するスピリッツを持ち続けてもらうことが私の夢です。ちょっとかっこいいこと言いすぎですかね(笑)」
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華やかに見えるチアリーディングとアナウンサー。
けれど彼女は「スポットライトが当たるべきなのは観客の皆さんとプレイヤーのものですから」と、
「応援することの魅力とスポーツを盛り上げたい想い」を最初から最後まで話してくれました。
華やかに見える舞台で輝く彼女の本音は・・・。