沖縄ベースボールアナウンスアカデミー2022 レポート
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Student Voice
東矢 友里奈 さん (Yurina Toya)福岡県
沖縄ベースボールアナウンスアカデミーでは同じ志を持つアナウンサー仲間だけでなく、熱意を持ってジャパンウィンターリーグを立ち上げた首脳陣の方々、夢や目標を持って参加をしている選手の皆さんと共にチャレンジしながら自分自身を成長させられる、充実した環境が整っていると感じました。場内アナウンスや実況、ヒーローインタビュー、トークショーや参加型イベント、閉会式のMC、音響操作、掲示板操作など、野球に携わるアナウンサーの業務を数多く経験することができました。自分の色を出したり、想いを表現したりすることができ、自分が何のためにアナウンスをしているのか、これからどんなアナウンサーになっていきたいかを考える貴重な時間になりました。ゼロに近い経験値からのスタートでしたが、アナウンサー仲間に助けられたり、自分が主体となって引っ張ったり、1ヶ月間アナウンスと野球に没頭したことで毎日の経験を自分の力にすることができ、格段にレベルアップできたと思っています。自分自身で考えて行動する力が養えたのは大きな収穫でした。プロ野球の現場でも、アナウンスや音楽に一工夫加えた演出をしたり、関わる方とのコミュニケーションの方法を工夫したりと、JWLを通して様々な立場で現場に携わる方々と関係性を築く段階から仕事に至るまで主体的に経験を積めたことがとても役に立っています。
私にとって沖縄ベースボールアナウンスアカデミーは、アナウンサーとなって初めて迎える野球シーズンを全力で駆け抜けられるようにオフシーズンの間に経験を積みたい、と考えていた時に巡ってきた大きなチャンスでした。即断即決で参加し、いつ巡ってくるかわからないチャンスに飛び込む準備が出来ていたことで、目標としていたNPBのお仕事が今出来ているのだと思っています。土台となる"初心"をこの場所で築けたことは大きな財産です。沖縄も野球もアナウンスも好きな自分にとってはこの環境で過ごせるだけでもとても幸せでしたが、夢を持っている方にこそ是非挑戦してほしい現場です。改めて、貴重な経験をさせていただきありがとうございました!
山城 莉加子 さん(Rikako Yamashiro)沖縄県
以前からスタジアムアナウンサーとして活動していた私ですが、野球の大会では1人でアナウンスすることばかりです。野球に携わる方々との情報交換の場を活用したい、またレベルの高いところに身を置いて自分を試したいと思い、沖縄ベースボールアナウンスアカデミーへの参加を決意しました。
実際のスタジアムレッスンでは沖縄で開催されたJAPAN WINTER LEAGUE期間中のアナウンス全般を担当しました。日本初のWINTER LEAGUEを一緒に盛り上げたい、野球ができる環境作りに貢献したいという思いと同時に、野球場で過ごすことができる1ヶ月間は私にとって夢のようでした。
その内容は試合進行アナウンスだけにとらわれず、これまで経験のなかったMCやヒーローインタビューなどについても教わりました。ひいてはより良い運営を目指す一員として、トライアウトを目指す選手を知ってもらおうと、集客を増やそうと、会場を盛り上げようと、仲間同士でベストなリーグ環境作りを思案し合う場面が多く、1ヶ月の期間をかけて行うこのアカデミーならではの貴重な経験だったと思います。
講師の方々から日々フィードバックを受けながら、自分自身のアナウンスを見つめ直す機会となり、卒業した現在もアナウンスをした日には必ず振り返りを行なうようになったことで、考え方や取り組みにも変化を実感しています。
同じフィールドで過ごしたパワフルな仲間との関わり、時にはライバルとして切磋琢磨しチャレンジする舞台、真剣にご指導下さった指導者との関係を体感して、野球の仕事への憧れも強くなりました。もっと自分の理想に近づけるように、このアカデミーでの経験は今後の人生設計に活かしていきたいです。
宮城 南美桜 さん(Namika Miyagi)沖縄県
アナウンスアカデミーではZoomを通して、アナウンスの基礎や流れ等を藤生先生と一緒に確認しながら進められたので、質問もしやすく気軽に参加することが出来ました。
私は高校野球部のマネージャーもしていたので、この経験を高校野球のアナウンスでも生かすことが出来ました。実際のウィンターカップでのアナウンスは最初は思ったようにいかなかったり間違えたりましたしたが、やっていくうちに流れを掴んでミスもどんどん少なくする事が出来ました。
最初は緊張しますが、慣れていくと思うので是非たくさんの人が参加してくれると嬉しいです!
大野 明浩 さん(Akihiro Ono)大阪府
私は開幕日と2日目。最終日までの2日間、実況アナウンサーとして参加させて頂きました。
初日は見学をして勉強をしましたが、日本初となる歴史的な瞬間に立ち会えたことが光栄でした。参加した選手達は、1ヶ月にわたるリーグ戦の実践形式の場でアピールしました。
YouTube配信は世界各国に配信され、球場にもイタリアのスカウトの方が来られていました。NPB、メジャーを含めたスカウト陣が注目される中、選手達は全力プレーを披露しました。
実況中継でご一緒した解説者は、大野倫GM(元読売巨人軍)、斎藤和巳さん(現ソフトバンクピッチングコーチ)、マック鈴木さん(元メジャーリーガー)等、豪華解説陣から野球観、選手としての在り方等、いいお話しを聞くことができたのが何よりの収穫でした。
終了後、私は関西独立リーグや夏の高校野球テレビ中継の実況を担当しました。その現場で、ジャパンウィンターリーグの卒業生を何人か発見し、そこで話が盛り上がったりもしました。
今年秋のドラフト会議で、第一回ジャパンウインターリーグの卒業生が指名されるのを楽しみにすると共に、私の成長のためにもこのような貴重な経験ができるアカデミーに今年も参加しようと思っています。
橋本 美沙子 さん(Misako Hashimoto)神奈川県
昨年、沖縄ベースボールアナウンスアカデミーに2日間参加しました。
2日間、試合中、英語でのアナウンス、試合後のトークショーでの通訳を担当しました。選手だけではなく、スタッフやアカデミー生の参加者の中には仕事をやめて、このアカデミーに参加されている方もいらっしゃり、わたしも大変刺激を受けました。また、プロを目指している選手たちのひたむきな姿や主催者の方々の「セカンドチャンスを与えたい」という熱意にも非常に感銘を受け、何よりもアナウンスの機会をいただけたので、
参加して本当に良かったと思っています。
この経験のおかげで、国際試合(2023年のWBC強化試合)や国際会議で英語アナウンスを担当したり、スポーツのイベントで通訳をしたりと、活躍の場が広がりました。本当に感謝しています。英語でアナウンスをしたいという方には、とても良い機会だと思いますので、気になる方はぜひ参加してみてください。
中田 リナ さん(Rina Nakata)愛知県
高校で野球部のマネージャーをしていたときに場内アナウンスをする機会があり、この世界に飛び込むこととなりました。更なる技術向上のために沖縄ベースボールアカデミーに参加しました。
沖縄ベースボールアカデミーでは、試合の場内アナウンスだけでなく、試合中に流す音響やヒーローインタビュー、選手インタビューのMC、YouTube配信の実況とそれぞれ実践することが出来ます。YouTubeの実況をする際、試合前にリーグに参加されている選手の方に取材なども行ない、リーグにかける熱い思い、目標など伺います。わたくしの実況担当の日は、残念ながら試合が雨天中止となり体験することは叶いませんでしたが、他の参加者の実況を聴き、とても勉強になりました。これをきっかけに、今まで関心のなかった実況に興味をもち、今はテレビでプロ野球の試合を見ながら、実況をノートに書きとめて、自身でもテレビを無音にして実況を実践しながら勉強しています。
今はその経験により、高校野球や少年野球、女子野球、マスターズ甲子園、公式記録、運営業務、イベントの司会などの仕事を行っています。今年も引き続き参加して、自身の技術向上に繋げていきたいです。
早形 かおり さん(Kaori Hayakata)兵庫県
沖縄ベースボールアナウンスアカデミー生として「陽の目を浴びていない場所に光を!」というコンセプトに共感し、相乗効果があればとの思いで第1クールと最終クールの2回に渡り参加しました。
手探り状態で参加した為、第1クールの最初は戸惑うことが多かった印象です。最終クールでは流れも分かっていた為、同じミスをしないよう、参加する前にはかなり勉強して挑みました。分かると余裕が出て来て自信が持てるようになり、また様々な状況にも対応できるようになりました。スキルもアップしたのではと自負しています。そのようなとっさの判断や臨機応変な対応が今の現場に役立っていると思います。
また、野球界の繋がりに感慨深いものを感じ、アナウンサーもチームプレーであることを痛感し、これからも人との繋がりも大切にしていきたいと思いました。最後、とても楽しかったし、やり遂げた達成感があり、このリーグに参加して本当に良かったと思います。このような貴重な場を体験させて下さった全ての方に感謝致します。
間中 千裕 さん(Chihiro Manaka)東京都
スタジアムアナウンサーとして全国で活動中の間中 千裕です!2022年1期生としてウィンターリーグで勉強しました。初めての沖縄でアナウンスをするということでとても緊張しましたが、沖縄にいる間はとても濃い時を過ごすことが出来ました。常にいいアナウンスについて考えることができる環境でとても貴重な経験になりました。一番の思い出はゲストにももいろクローバーZの高城れにさんをお迎えした時のアナウンスです。それまでの中で一番緊張感を感じながらのアナウンスでしたが、その緊張感のお陰でとても成長出来たと感じています。ウィンターリーグではアナウンス、実況だけではなくインタビューやイベントでの立ち回りを学ぶことが出来ます。2022年ウィンターリーグで学んだことを生かし2023年は関西独立リーグの大阪ゼロロクブルズという球団で専属アナウンサーとして活動しています。ウィンターリーグで経験したアナウンス、インタビュー、イベント、トークショーの司会などを引き出しにする事が出来てその後の活動も大きく変わったように感じます。毎試合振り返りや反省をしながら学んでいくので、経験者の方ももちろん初心者の方にもおすすめです。私もウィンターリーグでの経験を今後の活動に活かして行けるように頑張ります!
篠原 透生 さん(Toi Shinohara)栃木県
昨年12月の3日間、スタジアムアナウンスと、初挑戦の実況アナウンスの両方を担当しました。
参加してみて、自分以外の参加者の方のアナウンスを聞いて、自分にどうプラスにできるかを考え実践することが出来ました。実況も同じく、他の方の実況のあらゆることを自分に吸収して今後に生かせることが出来ればなと思いました。
今は、独立リーグ・栃木ゴールデンブレーブスでスタジアムアナウンスを務めています。これからも経験を活かし、さらに勉強していきたいと思います。
松宮 舞 さん(Mai Matsumiya)東京都
初めてのウィンターリーグ開催に携われて嬉しかったです。
スタジアムアナウンスでは、ジャパンウィンターリーグのスポンサー様のお名前を読む時間が多かったことが勉強になり、たくさんのスポンサーに支えられているリーグなんだと感じました。
また機会があれば是非参加したいです!
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Photograph
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