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Academyアカデミー

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Release date 2024.11.15
  • 講師対談②
  •  
    元メジャーリーグ通訳・平林豊先生。現在、英語アナウンスの授業にて講師を担当。
    原点は、アカデミーを管理する「アカデミー事務局」のスタッフからスタート。
    10年間事務局を担当したのち、現在は2代目となる田中浩貴へ引き継がれ、アカデミーは常に進化を続けている。
    事務局から見た生徒の輝きを語ってもらいました。
     

GXAってどんな会社?

平林:私は海外事業部に所属しています。主に、海外で野球を続けたい方たちの橋渡しをしています。最近だと、小中学生向けに「大谷翔平選手観戦ツアー」を開催したり、佐々木麟太郎選手のように大学で野球をやりたいという選手のためのエージェントという役割をしています。子供から大人まで幅広く企画しています。
創業当時は「ベースボールコミュニケーション」という社名だったんですが、現在の「GXA」に変わってからは、野球以外の種目も手掛けるようになりました。バスケットボール、バレーボール、サッカーなど他競技も海外進出したい方の手助けをしています。年間で全部足すと2カ月くらいは海外に滞在していると思います。5,6往復はしている感じです。
 
田中:私は国内事業部です。国内での野球合宿やスクールを主に企画・運営をしています。
平林の海外事業部と同じで、他競技の合宿やクリニックの開催、また、プロ選手のトークショーを企画して運営しています。こちらも、対象は子供から大人まで様々な世代のみなさまへ商品を提供しています。

2人の軌跡

平林:Y校(横浜商業高校)で野球をしていました。プレイヤーとしては高校まで。大学でアメリカに留学し、トレーナーの勉強をしていました。野球の職場で働きたかったので、ずっと野球チームについての勉強。その中で大学在学中、スポーツビジネスという方面に興味を持ち、球団経営の勉強に力を入れていて、メジャーリーグのスカウトの方々と出会う機会もできました。役職がどうであれ「野球界で働きたい」という思いが強かったんです。競争率も高いので何か武器がないと働けない、ということでトレーナーのスキルも習得しようと思いました。アカデミーの生徒のみなさんも、「アナウンス」という武器があることで、野球界のどこかで有利に働くと思います。
 
田中:私は関西出身なんですが、野球留学という形で東海大菅生高校に入学しました。私たちの時代から徐々に東京都以外からも選手を獲得し始め、当時はほとんど関西人でした(笑)2006年選抜高校野球大会に出場することができ、背番号は10番をつけていましたが、投手ではなかったんです(笑)出場もしましたが、印象に残っている試合は、サードコーチャーを務めて1試合3回伝令に行ったことです!高校時代は、声を出すとか雰囲気を作るとか、マスコット的な存在だったように思います。
卒業後、横浜商科大学へ進学しました。入学して2カ月選手をし、その後は4年間マネージャーとして活動しました。女子マネージャーがいなかったので、なんとオープン戦は男子がやっていたんです!メンバー外の選手がアナウンスを担当していました。そこで、少しアナウンスに関わっていた経験があり、高校名の発音などを勉強していました。
 
平林:漠然とメジャーで働きたいと言っていたところ、選手が日本から来るので、体が触れて通訳が出来て、野球がわかる人という条件で募集があるとお話をいただきました。その選手というのが、当時、千葉ロッテマリーンズで活躍していた薮田安彦投手です。もちろんすぐに応募してオーディションを受験し、合格をいただきました。カンザスシティーロイヤルズに入団し、メインのお仕事はトレーナーという役職を担当。薮田選手の専属通訳も務めました。
2009年、帰国が決まった時に、メジャーリーグ関係の繋がりで「君がやりたそうな仕事をしている人がいるよ」と紹介されたのが、弊社(GXA)の安田厚社長。本当にたまたま出会ったという感じで今があります。もう入社して15年以上経ちました。
 
田中:私は、2011年、シミズオクトというイベント会社に入社しました。大学3年生の春には就職が決まっていて、大学卒業後はイベント業務を担当していました。やっぱり野球の仕事がしたい!ということで、ベースボールコミュニケーション(現GXA)にサイトから応募し、内定をいただいた1カ月後には入社しました。2017年6月のことだったので、今年で8年目になりました。もう平林さんも私も社内では古株です。

アカデミー事務局担当として

平林:Baseball Planningと一緒にアナウンスアカデミーをしようと企画してから10年前以上経ちましたが、最初に事務局を担当したのが私です。様々な生徒が来てくれました。当時は東京校は銀座で開催していました。現在は、弊社が運営する少年野球チーム「城東ボーイズ」の本拠地、江東区で行っています。
アカデミーが始まってから、こういう機会があることが素晴らしいと思っていました。誰もが考えてこなかったようなことだし、ニッチな世界でもあります。求めている人がこんなにいるんだと驚きました。2コース両方受講している方もいたし、北海道、仙台、山形、新潟、沖縄など、遠方から通ってくれる人もいて、その姿に感激しました。ある意味、プロ野球選手になるより確率が低くて、すごい世界だなと感じました。プロ野球アナウンスだったら12枠しかない狭き門です。やっている意義をとても感じながら運営をしていました。
また、野球が好きな人たちが集まるこのアカデミーの場がコミュニティーの場にもなっていて、そういった光景を見ているのも嬉しかったです。
 
田中:私は平林より事務局を引き継いで2年が経ちました。初めて見た時は、必死すぎて本当にすごいなと思いました。実際に担当してみて、ニーズがここにあるんだと思いました。例えば、少年野球チームのお母さんがアナウンス当番で困っている様を見てきました。第2のチャレンジをしようとしている方々が輝いていて、パワーをもらったのを覚えています。
 
平林:現在、講師として指導をしている河東先生は生徒として入学してくれて、一番成長していると思います。貴重な男性講師として、託されて場数をたくさん踏んで、信頼できるアナウンサーになりました。このアカデミーのいいところは、すぐ現場に出られるところが成長に繋がっていると思います。
 
田中:私が事務局を担当した時には、すでに河東先生や小園先生は講師デビューしていたので、2人の生徒時代がイメージできないくらいに、今は出来上がっているなと感じます。トークショーMCもしてもらいましたが、かなり豊富なネタを持っていますし、元生徒だとはピンとこないくらい。そういった成長を見ていますので、きっとあの場に立てる方がこれからの生徒からも出てくるなと確信します。

英語アナウンスの講師も

平林:今は事務局を田中に引き継ぎましたが、英語アナウンスの講師は引き続き担当しています。東京校、大阪校のプロコース、共に英語アナウンスの授業を設けています。近年、国際試合が増えてきたので、野球英語を知ることもアナウンサーとして活躍するのための必須スキルとなってきています。授業をきっかけに、英語も必要なんだと感じてくれた人もいました。卒業生がBaseball Planningに所属し、アメリカチームのゲームでアナウンスをしてくれました。
また、外国人選手と話すきっかけができるというのも武器になると思います。外国人選手は孤独なので、家族以外の人と野球の話ができたら嬉しいんです。母国語が話せる人がいると、そこからひょっとしたら仕事が生まれるかもしれない。例えば、選手の奥さんのビジネスを手伝うことになるとか、将来監督になった時にスタッフで呼ばれるとか。いろんな派生の仕方がありますよね。
 
田中:僕は英語は…(笑)
中学校の時にメジャーが好きだったので、当時こんな会社があったら留学していた類の人間だと思います。
 
平林:高校の指導者の方などとお話していて、「もし当時あったら俺いってたなー」と言ってくださる方はたくさんいます。アナウンスアカデミーも、「もっと若い時にあったらな」と言われる方もいますが、アナウンスに年齢は関係ないのでまだまだチャレンジできると思います。教室では、10代~50代くらいまで、2世代が集まって勉強しているのがその証拠です。

アナウンスアカデミーを通じて感じること

平林:元プロ野球選手を呼んで行う授業もあり、そういった方々にも仕事を提供できているいい環境だと思いました。プロだから仕事が当たり前にあるとは限らない時代です。
元選手のみなさんも経験したことを活かせる場であって、シナジーが生まれていると思います。熱心に授業に参加してくださり、楽しかったという感想を毎年いただいています。ファンと選手の垣根を超えてお互い学べている。そういった部分で野球界に少しでも貢献できているのかなと感じます。
 
田中:アナウンスを習いにだけに来るとうわけでもなく、野球好きのコミュニティーとして盛り上がっている部分もあり、野球が好きなら来てもらえたらとても楽しい場所だと思います。何かが生まれる場所でもありますし、アナウンス以外の野球関係の仕事にも繋がる可能性もあります。
実際に、アカデミー卒業生には、弊社の野球合宿スタッフやプロ野球選手トークショーMCも担当してもらっています。年齢問わず活躍してもらっているので、成長した姿を見て、親心じゃないですが、嬉しいですしやりがいを感じます。より多くの人がこの場に辿り着いてほしいと毎年思っています。

これから受講をするみなさんへ

平林:ずっと隠していた自分が開けて、仲間と出会える場だと思います。スキルを伸ばすのはもちろん、同志の前で本当の自分が出せるコミュニティ。そこで潜在能力が出てきて「こんなことができるんだ」と発見に繋がると思います。特に男性陣は毎年少ないんですが、女性陣とも意気投合して仲良くなっています。
 
田中:年齢性別問わずチャレンジには遅くないと思います。経験がなくてもとにかく野球が好きなら来てみて欲しいというのが一番伝えたいところです。私たちGXAのスタッフも講師も野球が好きなので、ぜひ野球についてトークしたいです。
経験者じゃないといけませんか?とよく聞かれますが、「私には無理」と思わず、ハードルを下げて欲しいです。まずは無料説明会でざっくばらんにお話ししましょう!!

平林豊(ひらばやしゆたか)
1983年9月5日生まれ。神奈川県横浜市出身。
横浜商業高校野球部から南ミシシッピ大学へ進学。MLB・カンザスシティーロイヤルズの日本人選手専属通訳兼アスレティックトレーナーと務め、現在は株式会社GXA取締役・海外事業部長として、エージェントをしている。
田中浩貴(たなかひろき)
1988年8月16日生まれ。奈良県御所市出身。地元の強豪ボーイズリーグから、東海大菅生高(東京)に野球留学。2006年選抜大会に出場、大学進学後、4年間マネージャーとしてチームを支える。その後は、大手イベント会社・シミズオクトに入社をし、警備業やイベント企画運営に携わる。その後、野球に対する熱い思いからベースボールコミュニケーション(現GXA)入社。現在は、国内事業部でプロ野球選手トークショーのプロデュースなどを手掛ける。

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